ウネリが大きい時のウキの浮力セッティング

地磯でのセッティングは
釣果報告のブログをよく読んでる方はご存じだと思いますが

風も穏やかで凪が良い日は10号ウキに1オンス(8号)を使っています。
風が強かったり、ウネリがある日はウキはそのままでオモリだけ1.5オンス(約12号)を使用しています。

つまり、10号ウキに12号を背負わせるので余浮力は羽根の部分がギリギリ水面に顔を出すくらいの状態です。

以前、『ウネリが大きい時に浮力を殺してしまうとアタリがとりにくくないですか?どうやってアタリを取りますか?』というご質問をいただいたのですが
そもそも『なぜ?』風の強い日やウネリがあるときにウキを沈め気味にした方が良いのか?
なぜ高浮力のウキでしっかりとウキを海面に出してはいけないのか?
そのあたりを解説していきたいと思います。

まず、風が強い時は当然ですがウキが水面から出てる面積が大きければそれだけ風の抵抗を受けやすくなります。
時には潮の流れと風向きが反対の場合にはなかなかコマセの同調が取れず非常に釣りにくくなってしまいます。

2つ目はダイビングをやったことのある人はイメージしやすいと思いますが
海面付近はウネリが高くて海面の上下動が激しくても水中は案外上下動はなく穏やかなことが多いです。
そのことを踏まえて下の図を見てください。

左は高浮力ウキで常に海面にウキがある状態です。
右は先ほどのセッティングで余浮力をあまり残していない状態です。

左は海面のウネリの影響で仕掛けが常に大きく上下します。
これはソコソコ普通のウネリでも水中カメラを付けてキャストしたときに、水中ではカメラがせわしなく上下に揺れる様子が撮影でたことから確信できました。
ウキがこれだけ上下するということは当然カゴも上下しています。・・・ということは当然付けエサも上下しています。
これが『誘いになる』と思われる方もいらっしゃるかもしれませんがあまり効果は期待できません。
水中はそこまで上下に動いてないので仕掛けだけ上下に動いてしまえば当然コマセからも外れやすくなります。

反対に右側はウネリの高さがピークになるときは水中に沈むので仕掛け全体があまり上下しません。
そのおかげで撒かれたコマセから大きく外れることなくコマセと同調しやすくなります。

そして、本題のウネリでウキが沈むとアタリがとりにくくないですか?またはどうやってアタリを取ればよいのでしょうか?
というご質問ですが、下の図を見てください。

ほとんどの場合、ウネリには一定の周期があります。
魚が食いついていない左の状態であればウネリでウキが沈んでも必ず浮いてきます。
その日のリズムをよく覚えておいてください。

また、注意しなければいけないのがラインのコントロールです。クラッチは切ってラインは潮に乗って動いた分だけ送り込むよう指でコントロールします。
潮が早かったり手前と沖で潮の方向が違うときはできるだけラインがまっすくになるようにしっかりラインコントロールします。
これをやらないでラインを止めたままにしたり、クラッチを切ってフリーにしたままにするとアタリが取れないばかりかコマセから仕掛けが離れたり、ライントラブルの原因になります。

そして魚がかかると本来浮いてくるタイミングでもウキが沈んだままになりますので、そこで糸ふけを取って合わせます。
他にもウキを見ていなくても指でラインコントロールしていれば魚が掛かった後ミチイトが走り出しますからすぐにわかります。
慣れてくると仕掛けがきちんと真直ぐになっているとフグやカワハギが触った時のわずかなアタリもウキが普段と違う動きをするのでわかるようになってきます。

これは磯だけでなく堤防でも充分応用できるテクニックなので
ウネリがあるときほど仕掛けをしっかりと安定させる釣りを試してみてください。
きっと釣りの引き出しが増えると思います。

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